LC-T10で撮影したサーモグラフィ画像から、指定した範囲で温度の計測ができる機能を提供しています。この記事では指定した温度範囲の計測方法を解説いたします。
1. LiLz Gaugeのカメラ個別ページより、「計器を追加する」ボタンをクリックします。
2. 「サーモエリア型」をクリックします。
3. 計測したい範囲を正方形で囲い、「次へ」をクリックします。
※青枠をドラッグすることで範囲を移動させることができます。
※青枠の枠線をドラッグすることで、枠の大きさを変更できます。
※画像全体を選択のチェックボックスをクリックすると、カラーバーを除いたヒートマップ部分全体が選択されます。また画面全体を選択した場合は、次に設定する傾き補正はスキップされます。
4. 水色の■をドラッグし、傾きを補正し、「次へ」をクリックします。
5. 表示設定で以下の内容を設定します。
# | 項目 | 設定内容 |
1 | 名前 | LiLz Gauge上に表示する計測範囲の名前を設定します。 |
2 | 小数点以下の桁数 | 計測したい温度数値の小数点表示の桁数を設定します。 |
3 | 丸め処理 | 計測したい温度数値の丸め処理を設定します。 |
6. 読み取り設定で以下を設定します。
# | 項目 | 設定内容 |
1 | 表示範囲の温度上限 | 計測したい範囲の温度の上限値を入力します。 |
2 | 表示範囲の温度下限 | 計測したい範囲の温度の下限値を入力します。 |
3 | 読み取りモード |
計測したいエリアの温度の計算方法を設定します。 |
4 | パーセンテージ(%) |
読み取りモードがパーセンタイルの場合に設定した場合に表示される項目です。0から100の範囲内で小数第2位までの値が設定可能です。 95%に設定した場合は、計測エリア内の温度の値を小さい順にならべて95番目の値を表示することになります。計測エリア内の95.01%から100%(最大)の温度を外れ値として扱いたい際に有効です。 |
5 | 計測エリアの設定 |
画像をドラッグし、計測したい範囲を切り抜きます。 |
7. 上下限の閾値を設定します。
上下限の閾値に関する設定は任意となります。設定方法はこちらをご参照ください。
上下限の閾値に関する設定は任意となります。設定方法はこちらをご参照ください。
8. 全ての設定が完了したら「次へ」をクリックし、値に問題がなければ「〇」ボタンをクリック後、「確定」ボタンをクリックし、設定を完了させます。
※推定値超過/未満のピクセル数は、読み取りモードに「パーセンタイル」を設定した場合に表示されます。
※推定値超過/未満のピクセル数は、読み取りモードに「パーセンタイル」を設定した場合に表示されます。
9. 「確定」ボタンをクリック後、「計測中」のタブに新たな計器が表示されます。次回撮影時より計測がスタートできます。
これで計器の設定が完了です。
計測データが蓄積されるとトレンドグラフで温度の推移や異常値のアラート発報を行うことができるようになります。
計測データが蓄積されるとトレンドグラフで温度の推移や異常値のアラート発報を行うことができるようになります。
計測例)