LiLz Cam専用アプリを利用して、テスト撮影によるカメラ位置調整と撮影条件変更を行います。LiLz Camとお試し撮影用パネルの前で、アプリを起動し、ログインしてください。
LiLz Camの電源をONにする
電源状態は、カメラ前面右の丸いLEDで分かります。
現在の状態が電源OFFであれば、LiLz Camを三脚に設置した状態で電源をONにしてください。
1. 緑ボタンを短押しし、現在の電源状態を確認します。
(i) 右LEDが青く点灯した場合は、電源ON状態です。手順2,3は不要です。「LiLz Camとアプリを接続する」手順へ進んでください。
(ii) 右LEDが点灯しない場合は、電源OFF状態です。手順2へ進んでください。
2. 緑ボタンを3-4秒長押しします。
3. 左の棒型LEDが青色点滅中は初期化中です。この間、電源OFFなど他の操作を行うことはできません。
青色点滅が終了すると初期化完了です。電源の状態がONになりました。
<参考>電源をOFFにする方法
電源ON状態で緑ボタンを3-4秒長押しすると、右LEDが赤く点灯し、電源の状態がOFFになります。
LiLz Camとアプリを接続する
LiLz Camとアプリを接続すると、お好みの撮影条件でテスト撮影が可能になります。LiLz Camとアプリを接続するには、緑のボタンを1-2秒長押ししてLiLz Camを設定モードに移行させる必要があります。以下の動画を参考に接続してみてください。
1. iPhoneで「LiLz Cam」アプリを起動し、ログイン状態にします。(ログイン手順は、「手順2 (アプリのインストール)」を参照してください。)
2. 緑ボタンを1-2秒長押しします。
3. アプリ画面の「LiLz Cam」を選択すると、アプリとカメラが接続されます。
これでLiLz Camとアプリの接続が完了し、カメラの設定を変更しながらテスト撮影できる状態になりました。
アプリでテスト撮影し、LiLz Camの位置を調整する
テスト撮影は3種類の方法があります。
テスト撮影(低画質) | 1回だけ640x480で撮影します。比較的高速に撮影できるので初回のテスト撮影で使います。 |
連続撮影(超低画質) | 連続的に160x120で撮影します。高速に連続撮影するのでLiLz Camの位置調整時に使います。LiLz Camを動かしながら計器が正しく画像内に含まれているか確認できます。 |
選択した画質で撮影 | LiLz Camが実際に撮影する本番画質で撮影します。 このボタンを押下すると、このボタンの少し下にある「画質」で選んでいる本番画質で撮影します。選択できる画質は3種類あり、高画質(2592x1936)と標準画質(1296x960)と低画質(640x480)を選択することができます。 高画質の場合は撮影完了してアプリで画像確認できるまで1-2分必要になりますので、最終的にカメラ位置が確定してから最終確認として撮影することをおすすめします。 |
撮影スケジュールを決定する
LiLz Gaugeであらかじめ登録したスケジュールが表示されます。実際の運用に合わせたスケジュールを選択してください。
※Starterkitご利用時は、標準画質で30分毎~60分毎のスケジュールに設定し、様々な撮影条件で確認いただくことを推奨しております。
テスト撮影してLiLz Camの位置が決定され、スケジュールが選択されると最低限の設定はこれで完了ですが、その他にも変更可能な撮影条件の設定があります。
その他変更可能な設定
フラッシュ (発光条件) |
常時発光:撮影時に常にフラッシュ点灯します。 |
フラッシュ (種類) |
フラッシュの種類によって、点灯するLEDライトの個数が変わります。 |
露出補正 |
撮影時の露出をEV-3〜EV+3で変更できます。 |
切り抜き |
高画質(2592x1936)と標準画質(1296x960)の時に、画像を切り抜いてデータ量を少なくして送信することができます。
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スケジュール | 「時間を変更」から、任意タイミングでの撮影時間が決まっているスケジュールの場合(3回/日, 9:00, 12:00, 15:00など)、それぞれの撮影時間を変更することができます。 |
Pollimg Downlink | 「ON」にすると、LiLz Camの最新のファームウェアや各種撮影設定をBLE- LTE Router不要で変更できる通信形態になります。各種撮影設定の変更はLiLz Camが撮影した画像データ送信時に自動でアップデートされます。 ※BLE-LTE Routerを利用した遠隔撮影やファームウェアのアップデートを実行する場合は、「OFF」に設定してください。 |
システム設定 (FWバージョン) |
「更新」からファームウェアのアップデートができます。 ※詳しくはこちらをご覧ください。 |
システム設定 (送信電力) |
Bluetoothの送信電力を上げることができます。 ※詳しくはこちらをご覧ください。 |
※防爆モデルLiLz Cam-Exは、設定できる項目が異なります。LiLz Cam-Exの設定項目については、こちらをご確認ください。
アプリを使ったテスト撮影や設定変更の操作は以下の動画を参考にしてください。
これでカメラの位置調整および撮影条件の変更が完了しました。
※なお、正面撮影が難しい計器の歪みや回転等の調整は、LiLz Gaugeの計器の設定にて可能です。詳しくは「手順6~12(各計器の読み取り手順)」をご参照ください。