リトライ撮影は、LTEの一時的な通信不良など、何らかの要因でLiLz Camで撮影した画像が時間どおりに届かない場合に、クラウド側(LiLz Gauge)でリトライして機会損失を軽減するための機能です。1日1回や2回など撮影頻度が少ないケースにおいて、撮影画像が届かない場合大きな機会損失となります。このような場合にリトライ撮影機能を活用すると機会損失を軽減することができます。
<前提条件>
- BLE-LTE Routerが対象カメラの近くにあること
本機能は必ずBLE-LTE Routerが必要です。BLE-LTE Routerは、近くにあるLiLz Camを検出し内部にルーティングテーブルを持っています。ルーティングテーブルにリトライ対象の管理ユニットに登録されているLiLz Camの情報がある場合、本機能が有効に動作します。また、LiLz Cam-LTEしかお持ちでないお客様は本機能の設定をONにしても、動作しないためご注意ください。
<動作概要>
- 30分に1回全てのカメラの画像が届いているかチェックします。
- 30分〜2時間前に設定されている一番直近の撮影スケジュールに対して画像が検出できない場合、BLE-LTE Routerに対してリトライ撮影指示を行います。
- リトライ撮影の仕組みは、初期値がOFFです。管理ユニットごとにON/OFF可能です。
<動作例>
正しく撮影画像が届いた場合
- 撮影スケジュールは12:00(1日1回)
- 12:00にチェック(無処理)
- 12:05頃、撮影画像がLiLz Gaugeに届く
- 12:30にチェック、12:00の撮影スケジュールに対して画像が届いているか確認
- 画像が届いているので無処理
- 13:00にチェック(無処理)...以降30分置きに起動
正しく撮影画像が届いていない場合(リトライ実行)
- 撮影スケジュールは12:00(1日1回)
- 12:00にチェック(無処理)
- 12:30にチェック、12:00の撮影スケジュールに対して画像が届いているか確認
- 画像が届いていないのでBLE-LTE Routerにリトライ指示
- 12:40頃、リトライした画像がLiLz Gaugeに届く
- 13:00にチェック(無処理)...以降30分置きに起動
<ご利用前に>
1. LiLz Cam-LTEをご利用の場合で、近くにBLE-LTE Routerがある場合は、ご利用前にリトライしたいLiLz Camの遠隔撮影を実行してみてください。遠隔撮影が成功すれば、リトライ撮影が有効に働きます。
LiLz Cam-BLEは、通常のご利用で画像のUpload自体もBLE-LTE Router経由で通信するため、定期的に画像がUploadされていれば、リトライ撮影が有効に働きますので、遠隔撮影による事前テストの必要はありません。
<ご利用手順>
1. LiLz Gauge画面の左、組織名の設定を選択
2. 最小の管理ユニットを選択
3. 管理ユニット設定に「リトライ撮影(α版)」が追加されており、ここで「設定の変更」を押下
4. 再撮影を有効にするのチェックをON
5.設定完了
本件に関してご質問があれば遠慮なくお問い合わせください。