いつもお世話になります。 現場の皆様より日々ご要望・ご意見を頂戴しており、誠にありがとうございます。お陰様でビル管理・発電所・化学プラント・公共施設・ガス・産業機器・上下水プラント・商業施設などあらゆる業界の目視点検にご導入いただいており、日々サービス改善に努めております。さて、今回動作温度範囲を-15℃〜60℃に強化した全固体電池内蔵の新型ルーター(BBLTR1-AP, 株式会社Braveridge社製)を提供開始することとなりました。従来ルーターは動作温度範囲が0℃〜45℃でしたが、産業現場においては45℃を超えるケースなどが多く、これまでルーター設置場所に制約がありました。今回の新型ルーター提供により過酷な低温・高温環境下でもIoTカメラLiLz Camに対してルーター経由での任意タイミングでの遠隔撮影が可能となります。 |
ルーターの役割LiLz Gaugeにおけるルーターの役割は、主にパソコンやタブレットなどからLiLz Camに対して任意のタイミングで遠隔撮影指示ができるようになる点です(LiLz Cam-BLEの場合は画像データのUplinkも経由する)。ルーターは、LiLz Camの近く10-30m程度(遮蔽環境などによって増減する)に設置するだけです。今回の新型ルーター提供により設置位置の自由度がより高まり、遠隔撮影指示可能エリアが広がることが期待できます。 |
最後に皆様もご存知の通り、昨今の世界的な半導体不足の課題については、自動車メーカーを含め様々な産業に影響を与えています。本件については当社も例外ではなく、Braveridge様のご尽力により今回新型ルーター提供(BBLTR1-AP)については十分な数を確保できておりますが、従来ルーター(BBLTR1-LP)については現在納期が未定となり、今後新型ルーターに1本化していく予定です。すでにBBLTR1-LPをご購入いただいているお客様は引き続きご利用いただけます。
現場の課題を解決するには機械学習だけでなくデータを取得する側、つまりハードウェアの革新と安定供給が必須と考えております。今後も、世界の現場が確実に一歩前に進めるようなテクノロジーによる現実解をお届けできるよう努力してまいります。世界中の現場の皆様、パートナーの皆様、引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。 LiLz株式会社 代表取締役 大西 敬吾 |